FRIENDSHIP ARTIST フレンドシップ アーティスト
ご本人の了解を得て、みどり音楽企画が応援・お勧めする素晴らしいアーティストの皆さんです。(50音順)
池上 英樹 パーカッション
8歳からジャズ、及びロックドラムを始め、バンド活動をしてきた池上が、その後の人生を変える1枚のクラシックCDに出会ったのは高校生のとき。高校卒業と共にパーカッションとマリンバを始め、クラシックを一から学ぶため、大阪教育大学教養学部音楽科に入学。在学中にパリ国立高等音楽学院、パリ国立音楽院へ留学し、世界的に権威あるコンクール、第46回ミュンヘン国際音楽コンクールで最高位入賞。驚異的なスピード受賞となった。
その後ドイツ・カールスルーエ音楽大学へ留学し、最優秀で修了。ヨーロッパ各地での演奏活動を経て、現在は日本(富士河口湖町)へ居を移し、打楽器を通じて音楽により親しみをもってもらうためのアットホームなワークショップ企画や、町の人々との交流を目的として始めた自宅を解放したコンサート(西湖芸術の家コンサート)を企画、現在ではバスツアーも組まれるほどの好評を博している。この他地元での積極的な活動が注目されている。
2004年4月のリサイタル「Performance!!」では満員の客席を沸かせ、6月の佐渡裕指揮、東京都交響楽団定期演奏会ではソリストとして、石井眞木作曲「アフロ・コンチェルト」を演奏し、大成功を収める。 ダンスやペイントとのコラボレーションなど、枠にはまらない試みにチャレンジする一方で、確立されたクラシックパーカッションとしての評価は高い。 洗練された池上独自の色彩感は聴覚だけでなく視覚をも圧最近では2004年度青山音楽賞、2005年度文化庁芸術祭賞音楽部門新人賞を受賞している。
岡田 奏 ピアノ
函館市生まれ。15歳で渡仏。パリ国立高等音楽院のピアノ科と室内楽科を最優秀で卒業、修士課程を最優秀で修了し、第3課程アーティスト・ディプロマ科を修了。
8歳でリサイタル・デビューを果たし、12歳で開催したショパンのエチュード全曲演奏会や、NHK-FM「名曲リサイタル」は絶賛された。これまでに、日本、フランス、ドイツ、イタリア、モロッコ、ポーランド、スペインの各地でリサイタルを開催し、フランスとベルギーではフランク・ブラレイと共演している。
これまでに、ベルギー国立管弦楽団、シモン・ボリバル交響楽団、読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、札幌交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、中部フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、日本センチュリー交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団、広島交響楽団、静岡交響楽団等のオーケストラと、マティアス・バーメルト、セバスティアン・ヴァイグレ、マリン・オールソップ、ポール・メイエ、ヘルムート・ライヒェル・シルヴァ、クレメンス・シュルト、クリスティーナ・ポスカ、小林研一郎、尾高忠明、広上淳一、大友直人、高関健、山下一史、山田和樹、円光寺雅彦、大井剛史、川瀬賢太郎、粟辻聡、西本智実、三ツ橋敬子、田中祐子等の指揮者と共演している。
音楽祭への出演も多く、アンヌ・ケフェレックが芸術監督を務めるサントンジュ・ピアノ・フェスティバルのほか、ラ・フォル・ジュルネTOKYO、パリのショパン・フェスティバル、アヌシー国際音楽祭、コマンジュ・フェスティバル、エガリエール・ミュージック・フェスティバル、エルヌ・ピアノフォルティッシモ、韓国のピース&ピアノ・フェスティバル等、いずれも好評を博す。また、NHK「名曲アルバム」、「クラシック倶楽部」、「リサイタル・ノヴァ」、「きらクラ!」等、メディアへの出演も多数行っている。
2018年、デビュー・アルバムとなる『Souvenirs-フランス作品集』をトリトーン・レーベルよりリリース、好評を得ている。
多数のコンクール歴を持ち、2013年第8回プーランク国際ピアノ・コンクール第1位、2013年第12回ピアノ・キャンパス国際コンクール第1位を獲得したほか、2016年エリザベート王妃国際音楽コンクールでファイナリスト入賞し話題を呼ぶ。
ピアノを加茂和子、植田克己、上田晴子、ジョルジュ・プルーデルマッハー、フランク・ブラレイ等に、室内楽をクレール・デゼール、イタマール・ゴラン、ブルーノ・パスキエ等に師事。文化庁新進芸術家海外研修制度研修生、ローム・ミュージック・ファンデーション奨学生、フランス・バンクポピュレール財団奨学生として研鑽を積んだ。芸劇オーケストラ・アカデミー・フォー・ウインド講師、一般財団法人地域創造による公共ホール音楽活性化事業(おんかつ)支援登録アーティスト。
岡田 将 ピアノ
コンサートイマジン所属。
福岡県出身。
桐朋女子高等学校音楽科に在学中の92年、第61回日本音楽コンクール第一位、併せて野村賞、E・ナカミチ賞を受賞。翌年、同校を首席卒業しオーストリア国立ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院に、95年からはベルリン芸術大学に留学し研鑽を積む。97年、ベルリンで行われたアルトゥール・シュナーベルコンクール第一位及びスタインウェイ賞を受賞。99年にはオランダの第5回リスト国際ピアノコンクールにおいて、日本人初の優勝を果たすなど数々の輝かしいコンクール受賞歴を持つ。
ドイツを初め、オランダ、イギリスなどのヨーロッパ諸国、またN.Y.、サンクトペテルスブルクなどでソロリサイタルの開催や公開録音、オーケストラとの共演等、幅広く活躍し成功を収めている。日本では、新日鉄コンサート、日本ショパン協会例会、故園田高弘氏の推薦によるトッパンホールの “旬のピアニストシリーズ”、そして同ホールが若手演奏家に更なる飛躍の機会を提供しようという趣旨の<エスポワールシリーズ>等に出演。
2004年にはリスト作品のみを収録したデビューCD”岡田将 プレイズ・リスト”をリリース、新聞紙上で推薦盤として取り上げられるなど好評を博す。同年12月に行われたオール・リスト・プログラムのリサイタルでは、圧倒的なスケール感と緻密な構成力を持った演奏を高く評価され、注目すべきピアニストとして大きな反響を呼んだ。
2005年、ドイツ・バイロイトで、リストが使用したピアノを用いて、リストと20世紀音楽を中心としたプログラムのソロリサイタルを行い好評を博す。トッパンホール主催のエスポワールシリーズ第2回目ではチェリストの山崎伸子女史、他アーチスト達との共演で室内楽を、第3回目ではドイツ古典・ロマン派の作品を柱にしたプログラムを演奏し好評を博す。また、ドイツ各地の音楽祭では、チェリストの石坂団十郎氏とのデュオコンサートなどを行い、その演奏活動はソロに留まることなく幅を広げる。
2006年、前年度に行われた、ヴァイオリニストの玉井菜採女史とチェリストのヤン・ソンウォン氏とのTRIOでのコンサート(スピカ主催)の模様がCDになりリリースされた。それを記念したコンサートツアーは好評のうちに終了。同年12月、東京オペラシティ主催のリサイタルシリーズ、B→Cに出演し、その模様はNHKにて放映されている。
2007年、ドイツ・ベルリンから帰国、日本に活動の場を移す。NHK「ピアノぴあ」などメディアへの出演、スピカ主催のDUO及びTRIOコンサート、佐藤久成氏(Vl.)、磯絵里子女史(Vl.)、石坂団十郎氏(Vc.)との共演など、ソロ、室内楽共、意欲的に取り組む。
2008年1月、東京では帰国後初のリサイタルを行い、心新たに再始動。秋には音楽評論家・諸井誠氏監修のベートーヴェンピアノソナタ全曲チクルス「男のソナタ」第5回(神戸新聞松方ホール)に出演。また、西江辰郎氏(新日本フィル・コンサートマスター)、五嶋みどり女史(Vl.)、渡辺克也氏(Ob.)らと共演し、室内楽でも活躍。
2007年4月より、神戸女学院大学にて後進の指導にあたっている。
リスト生誕200年の2011年には東京文化会館小ホールで3回のリストシリーズまた、神戸新聞松方ホールでのリスト3回シリーズでは大阪センチュリー交響楽団とのリストコンチェルト第1・2番の共演、九州交響楽団との共演も予定されている。
これまでにゾルタン・コチシュ氏、故岩城宏之氏、小林研一郎氏、黒岩英臣氏他、指揮者との共演、また、ハンガリー国立管弦楽団、サンクトペテルスブルク交響楽団、オランダ放送交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団等の、著名オーケストラとの共演も多い。
【受賞歴】
- ■1988年
九州山口ジュニアピアノコンクールにてグランプリ受賞
全日本学生音楽コンクール全国大会 中学校の部 第1位受賞 - ■1992年
第61回日本音楽コンクール 第1位受賞 併せて野村賞、E・ナカミチ賞受賞 - ■1997年
アルトゥール・シュナーベルコンクール 第1位受賞
(ベルリン)スタインウェイ賞受賞 - ■1999年
第5回リスト国際ピアノコンクール 第1位受賞(オランダ) - ■2001年
第11回ヴァン クライバーン 国際ピアノコンクール
(U.S.A.テキサス州フォートワース市)にて奨励賞受賞 - ■2002年
第12回出光音楽賞受賞 - ■2003年
第29回日本ショパン協会賞受賞
小畠 幸法 チェロ
千葉市出身。
NHK交響楽団チェロ奏者。
東京藝術大学音楽学部卒業。同大学院音楽学部修士課程修了。
これまでに金木博幸、間瀬利雄、苅田雅治、山崎伸子、藤森亮一の各氏に師事。
マスタークラスをW.ベッチャー、P.ドゥマンジェ、D.ゲリンガスに師事。
キジアーナ音楽院国際アカデミー、小澤国際室内楽アカデミー参加。JTが育てるアンサンブルシリーズ、JTアフィニス アンサンブル セレクション特別演奏会、など多数出演。ソロ室内楽、幅広く活動中。
柴田 かんな ピアノ
桐朋学園大学演奏学科ピアノ専攻卒業。
同大学アンサンブル・ディプロマコース修了。
ピアノを大久保具子、椙山知子、渥美なおみ、小高明子、原佳大、原信子、権藤譲子、木村徹各氏に師事。伴奏法・室内楽を土田京子、藤井一興、野平一郎、廻由美子、星野明子各氏に師事。
1997年ルーマニアに於てディヌ・リパッティ交響楽団とショパン「ピアノ協奏曲第2番」、2010年桐山彰指揮豊島区民管弦楽団とラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」、2018年高橋俊之指揮奏交響楽団とシューマン「ピアノ協奏曲 作品54」を演奏。2004年、2007年小橋稔作品によるリサイタル、2011年、2017年にはリストを中心としたリサイタルを開催。
二期会イタリアオペラ研究会「コジ・ファン・トゥッテ」、二期会50周年記念演奏会「椿姫」、野田市民オペラ「ラ・ボエーム」各公演のピアニストを務める。
テノール田中英明、バリトン中村靖、ソプラノ佐藤美枝子各氏のリサイタルの伴奏を務めるなど数多くの声楽家と共演。「香淳皇后をお偲びする会」に於いて桃華楽堂の御前演奏を務める。
生島繁氏、千葉直師、赤坂達三氏、大谷淳子、コッラド・ジュフレディ氏、ファブリツィオ・メロー二リサイタルなど数多くのクラリネット奏者と共演。池上英樹(パーカッション)氏とは富士山河口湖音楽祭、銀座十字屋「霜月音楽会」、NHK-FM名曲リサイタル等共演を重ねる等アンサンブルピアニストとして国内外の著名なソリストと共演。
Owl Piano Quintetのメンバーとしても活動を続けファーストアルバム「ステファン・シェーファー作品集」を発売。
https://owl-piano-quintet.jimdofree.com/profile-1/
常盤平学園音楽教室講師。
高橋敦 トランペット
富山県生まれ。
洗足学園魚津短期大学、洗足学園大学を卒業。
トランペットを津堅直弘、関山幸弘、佛坂咲千生の各氏に師事。
第65回日本音楽コンクール・トランペット部門第1位。第13回日本管打楽器コンクール・トランペット部門第1位。新星日本交響楽団(現、東京フィルハーモニー交響楽団)を経て1999年、東京都交響楽団首席奏者に就任。
宮崎国際音楽祭、霧島国際音楽祭、セイジ・オザワ 松本フェスティバル(サイトウ・キネン・フェスティバル松本)、防府音楽祭、三島せせらぎ音楽祭などへ定期的に参加。2016年に開催されたGolden Brass Japan Festival at Port of Moji 音楽監督。世界で最も権威と伝統があるミュンヘンARD国際音楽コンクールの審査員も務める。
東京メトロポリタン・ブラス・クインテット、なぎさブラス・ゾリステン、The Schilke Five、Trumpet Ensemble “THE MOST”、トウキョウ・ミタカ・フィルハーモニア、晴れた海のオーケストラなどのメンバー。
洗足学園音楽大学客員教授、東京音楽大学講師。
田辺 晃一 ピアノ
1990年生まれ。静岡県菊川市在住。
桐朋学園大学ピアノ科卒業。小学生の頃よりピティナピアノコンペティションなど国内のコンクールで受賞を重ねた後、エトリンゲン国際ピアノコンクールなど海外の国際ピアノコンクールに出場。
コンクール出場の傍ら、浜松国際ピアノアカデミーやモーツァルテウム国際音楽アカデミーなど国内外トップレベルの若手奏家が集う講習会にも多数参加し、各国一流教授陣の指導のもと研鑽を積んだ。これまでに大場多恵子氏、中井恒仁氏の各氏に師事。
ウラジミール・クライネフ青少年国際 ピアノコンクール(ウクライナ)13歳以下の部 ファイナリストディプロマ賞受賞。
ペトロフピ アノコンクール 大学生の部第2位(1位なし)。
第8回,第11回,第13回,第15回浜松国際ピアノアカデミー受講。
第4回浜松若きヴィルトォーゾコンサートに出演。
現在は静岡県内にて後進の指導にあたる傍ら、ピアノソロ・伴奏活動を多数行っている。はまおかコーラス(御前崎市)、ブリューデル合唱団(御前崎市)、菊川混声合唱団・リベルラ(菊川市)の伴奏を務める。菊川文化会館アエル主催・みどり音楽企画がプロデュースをする「お茶クラシックコンサート」では案内人として出演。毎年様々なゲストを呼び好評を博している。
谷辺 昌央 ギター
名古屋市生まれ。
7歳から父のもとでギターを始める。その後、酒井康雄、鎌田慶昭に師事。東京大学文学部卒業後渡独、1999年よりケルン音楽大学にてR.アウセルに師事し、首席卒業。カールスルーエ音楽大学にてA.フォン・ヴァンゲンハイムに師事し国家演奏家資格を取得。
学生ギターコンクール第1位、GLC最優秀賞、クラシカルギターコンクール第1位、東京国際ギターコンクール最高位、ゲーベルスベルク国際ギターコンクール 第1位、 ホセ・トーマス国際ギターコンクール最高位、ノルバ・カエサリーナ国際ギターコンクール第1位、ジョアン・ファレッタ国際ギターコンチェルトコンクール第2位、聴衆特別賞など、多数のコンクールで入賞。
2005年ケネディーセンターでのアメリカデビュー、ニューヨークにおけるバッファロー・フィルハーモニーとの共演(全米およびEU全域にラジオ中継)を皮切りに欧米のオーケストラと多数共演。南米ツアーにおいては、ブラジルで日系移民100周年記念事業の一環として、林光のギター協奏曲「北の帆船」を南米初演。東京と名古屋で毎年リサイタルを開催するなど活発に演奏活動を行っている。NHK名曲リサイタル出演。2016年武満徹音楽祭in福岡では武満徹没後20周年記念リサイタル開催。
ALM RECORDSより「アセントゥアード」、「すべての人のための祈り〜ラテン・フォルクローレの煌めき〜」、「ロッシニアーナ〜ギターで聴くオペラの世界」「武満徹・細川俊夫 声とギターの世界」「フォリオス 武満徹・ギター作品集」をリリース。いずれもレコード芸術特選盤、読売新聞サウンズボックス特選盤など各方面より高い評価を得る。ドイツMDGレーベルより「Japanese Guitar Concertos」(武満徹、細川俊夫、林光のギター協奏曲集)を世界同時リリース。名古屋音楽ペンクラブ賞、第31回名古屋市文化振興事業団芸術創造賞受賞。
對馬 哲男 ヴァイオリン
読売日本交響楽団ヴァイオリン奏者。
東京藝術大学音楽学部器楽科を卒業後、同大学院音楽研究科修士課程修了。
在学中芸大モーニングコンサートにて、湯浅卓夫指揮、藝大フィルハーモニアと共演。旧奏楽堂木曜コンサートや、第37~41回藝大室内楽定期演奏会に出演。
卒業時にアカンサス音楽賞、三菱地所賞受賞。同受賞記念リサイタル、読売新人演奏会に出演。
2006年、第22回かながわ音楽コンクールにて最優秀賞、神奈川県知事賞受賞。神奈川フィルハーモニー管弦楽団と共演。
同年、第60回全日本学生音楽コンクール全国大会第一位。兎束賞、東儀賞、都築音楽賞、日本放送協会賞受賞。
室内楽では、2013年からクァルテット・フモレスケのメンバーとして活動し、第23回リゾナーレ室内楽セミナー優秀賞を受賞。リゾナーレ音楽祭やJTが育てるアンサブルシリーズなどに出演。
ライプチヒ弦楽四重奏団、ベルリンフィル首席クラリネット奏者ヴェンツェル・フックス氏など多くの来日演奏家と共演。
ソロや室内楽の傍ら、のだめカンタービレ、名曲アルバムなど、映画、CM、CD収録など幅広く活動している。
2012年グローブ座にてミュージカル「カルテット」の主役ヴァイオリニストを務める。
これまでに物集女純子、水野佐知香、オレグ・クリサ、玉井菜採、堀正文、松原勝也の各氏に師事。
長瀬 正典 リコーダー・サックス
1975年生まれ。
東京藝術大学音楽学部器楽科サクソフォン専攻卒業。静岡大学大学院教育学研究科(サクソフォン、音楽教育)修士課程修了。
サクソフォンでは大学在学中に室内楽定期演奏会オーディションに合格し、大学主催の演奏会に出演。
リコーダーでは大学在学中に全日本リコーダーコンテストソロ部門第1位入賞。これまでにサントリーホールデビューコンサートを皮切りに、NHK教育テレビ(現在はEテレ)「ふえはうたう」に出演する他、国内外にて演奏活動を行っている。2008年にはオーストリア・ザルツブルグコンサートツアーにて、吉澤実氏とP. M. ラックナー氏とミラベル宮殿で演奏。現在は演奏活動のほかに音楽教育にも目を向け、演奏指導を通じて学校におけるリコーダー教育についての研究も行う。全日本リコーダーコンテスト審査員。
サクソフォンではオーケストラの客演奏者として名古屋フィルハーモニー交響楽団、中部フィルハーモニー交響楽団、富士山静岡交響楽団等に参加。 近年ではパイプオルガンとの演奏に取り組み、所沢ミューズやミューザ川崎シンフォニーホール、サントリーホールなどで演奏。2010年にはミューザ川崎「ランチタイム&ナイトコンサート」にて永瀬真紀氏と、2012年にはサントリーホール「オルガンプロムナードコンサート」2020年にはミューザ川崎「フェスタサマーミューザ」にて椎名雄一郎氏と共演。
これまでにオルガニスト椎名雄一郎氏と共演した2枚のCD「Air~サクソフォンとオルガンによるバッハ作品集~」「Largo~サクソフォンとオルガンによるバロック音楽作品集~」をリリース。「Largo」はレコード芸術特選盤、音楽現代誌準推薦盤に選出された。
現在、東京藝術大学、愛知県立芸術大学、静岡大学、常葉大学短期大学部、浜松学芸高等学校、各非常勤講師。
文化庁「学校への芸術家等派遣事業」講師。吉澤実主宰リコーダーアンサンブル La Stradaメンバー。
リコーダーを中川友彦、矢沢千宜、吉澤実の各氏に師事。マスタークラス等でエリック・ボスグラーフ氏(アムステルダム音楽院教授)の指導を受ける。
サクソフォンを岩本伸一、冨岡和男、須川展也、北山敦康の各氏,室内楽を冨岡和男氏に、指揮法を海老原光氏に師事。
松岡 淳 ピアノ
10歳よりピアノを始める。
東京藝術大学器楽科を経て、同大学院修士課程を修了。
1993年 2年間、ローム・ミュージック・ファンデーション奨学生としてハンガリー国立リスト音楽院に留学。
1991年 大曲新人音楽祭グランプリ、93年マリア・カナルス国際音楽コンクール名誉ディプロマ、第1回スーパー・クラシック・オーディション第1位等国内外において受賞多数。
1999年 邦人として初めて、ブラームス国際音楽コンクール、ピアノ部門に於いて第1位、及びベーゼンドルファー賞を受賞。新日本フィル、仙台フィル、名古屋フィル、ポーランド国立放送響、モルドヴァ国立フィル等国内外のオーケストラと共演。各地でのソロ・リサイタルのほか、ミクローシュ・ペレーニ(Vc.)、ジョセフ・リン(Vn.)、カテリーナ・ショット(Vn.)アブリ・レビトン(Va.)との共演はいずれも高い評価を受けた。
2003年 春にキエフにて行われた《現代音楽際》に招聘され、《キエフ・ソロイスツ》との共演を始めソロ、室内楽の演奏会を開催、絶賛を博した。これをきっかけに、毎年キエフに招かれ、ウクライナ国内各地、隣国モルドヴァの首都キシニョフなどにおいて、オーケストラとの共演、ソロ、室内楽等、さまざまな演奏会に出演している。
現在までに、毛藤美代、渡辺健二、角野裕、I.ラントシュ、F.ラドシュ、C.キラーイの各氏にソロを、F.ラドシュ、D.シャーンドルの各氏に室内楽を師事。現在、東京藝術大学、昭和音楽大学及び同短大非常勤講師。
松本 健司 クラリネット
1972年 神奈川県横須賀市に生まれる。
1991年 東京都立芸術高校を経て1991年、国立音楽大学に入学。
1993年 同大学を退学し、パリ国立高等音楽院に入学。
1997年 同音楽院クラリネット科を首席、及びレオン・ルブラン特別賞を得て卒業。
1998年 同音楽院室内楽科を修了し、帰国。クラリネットを角田晃、浜中浩一、二宮和子、竹森かほり、ミシェル・アリニョン、アラン・ダミアン、ジェローム・ジュリアン=ラフェリエールの各氏に、室内楽をピエール=ローラン・エマール、ダリア・ホヴォラの各氏に師事。
1995年 第6回日本木管コンクール第2位。
1996年 第4回日本クラリネットコンクール第2位。
1997年 5月 第22回トゥーロン国際音楽コンクール第3位。
1997年 9月 第53回ジュネーヴ国際音楽コンクール、ディプロマ受賞。
1998年 チェコ共和国において国際音楽祭ヤング・プラハに出演。
現在、NHK交響楽団クラリネット奏者。室内オーケストラ「アルクス」メンバー。
横山 幸雄 ピアノ
ジャパンアーツ所属。
1971年 東京生まれ。
東京芸術大学附属高校在学中、1987年からフランス政府給費留学生として渡仏。
1989年 ブゾーニ、ロン=ティボー両国際コンクールに上位入賞。
1990年 パリ国立高等音楽院をピアノと室内楽のプルミエ・プリを得て卒業し、同年秋ワルシャワにおけるショパン国際コンクールで過去の日本人として最年少で第3位に入賞、同時にソナタ賞を受賞。それを機に本格的な活動を開始。
その後、ショパンやベートーヴェン、ラヴェルの全曲演奏会などの成功により、人気実力ともにナンバーワンの本格派ピアニストとして確固たる地位を確立し、ソニーの専属アーティストとしてすでに十数枚のCDをリリース。また、内外の一流オーケストラや海外の著名アーティストとの共演も数多く高い評価と信頼を得ている。
近年はプラハの春やクフモなど海外の音楽祭への参加や著名オーケストラの定期演奏会への出演、カーネギー・リサイタルホールやサンクトペテルブルグでのリサイタルを成功させるなど国際的にも活躍。
これまでの活動に対して新日鐵音楽賞フレッシュアーティスト賞、モービル音楽賞奨励賞、文化庁芸術選奨文部大臣新人賞、文化庁芸術祭レコード部門優秀賞、国際F.リスト賞レコードグランプリ最優秀賞など数多くの賞を受賞。
2001年には紀尾井ホールにおけるデビュー10周年記念リサイタルで3曲の自作の新曲を披露、その反響を受けて2003年サントリー大ホールにてオール自作曲によるリサイタルを開催するとともに、自作作品集『Yukio plays Yokoyama』をCDとオリジナル楽譜(ヤマハミュージックメディア)として発表。
2005年春には数年かけてレコーディングしてきた『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全曲集』をリリース。共演者は指揮者のおかないジャパン・チェンバー・オーケストラ。8月には全5曲を同オーケストラと一夜で演奏し、高く評価された。
2006年3月 チョン・ミョン・フン指揮でロンドン交響楽団のソリストとして全国ツアーに参加し好評を博す。
執筆の分野では、著書に『いま、ピアニスト』(ショパン刊)、『ワインの練習(エチュード)』(光文社刊)、『横山幸雄ピアノQ&A上・下』(ショパン刊)などがある。また、ショパンのバラード、即興曲全曲及び幻想曲の校訂楽譜(ドレミ楽譜出版)を出版。03年春より上野学園大学教授、エリザベト音楽大学客員教授に就任し後進の指導にも意欲的にあたっており、他にも東京ミュージック&メディアアーツ尚美でピアノ演奏法公開講座をシリーズで行うなど、その理論に基づいた実践を交えてのわかりやすいレッスンには定評がある。
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