INFORMATION お知らせ詳細
マレキアーレコンサート第192回
谷辺昌央 ギター・リサイタル
- 2024年9月6日(金)
- 18:30開演(18:00開場)
- 会場:マレキアーレ
- 【入場料】
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チケット:3,000円
学生無料
- 【プログラム】
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J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 d-moll BWV1004 より 「シャコンヌ」
D.スカルラッティ ソナタ d-moll K.213
F.クレンジャンス 最後の日の夜明に Op.33
F.ソル 悲歌風幻想曲 Op.59
M.ジュリアーニ ロッシニアーナ 第1番 Op.119
- 【プロフィール】
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7歳からギターを始める。東京大学在学中に、東京国際ギターコンクールに首席入賞。
1999年よりドイツ、ケルン音楽大学に留学し、首席卒業。ノルバ・カエサリーナ国際ギターコンクールなどヨーロッパの多数の国際コンクールで優勝。
2005年ワシントンのケネディーセンターにてアメリカ・デビュー。欧米のオーケストラとも多数共演。南米ツアーではブラジル日系移民100周年記念事業として、林光のギター協奏曲「北の帆船」を南米初演。《アセントゥアード》《すべての人のための祈り》《ロッシニアーナ〜ギターで聴くオペラの世界》《フォリオス〜武満徹ギター作品集》はレコード芸術特選盤、読売新聞サウンズボックス特選盤など各方面より高い評価を得る。
NHK・名曲リサイタル、東京オペラシティでの「武満徹没後20年記念」リサイタルなどに出演。ドイツのMDGレーベルより《日本人作曲家によるギター協奏曲集》(武満徹、細川俊夫、林光)を世界同時リリース。2013年名古屋音楽ペンクラブ賞, 2015年第31回芸術創造賞受賞。Savarez アーティスト、名古屋音楽大学非常勤講師。
- 【Comment】
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私のバッハの『シャコンヌ』との出会いは15歳の時でした。ある音楽祭で演奏して以来、『シャコンヌ』は私の心の中にあり続けてきました。ドイツを拠点に活動していた時期に何度も取り組んでは中断して、寝かせてきた曲です。バッハの音楽、古楽について知れば知るほど弾くのが難しくなってきました。しかし今回ついに演奏に踏み込む事にしました。35年ぶりとなります。
《シャコンヌ》は16世紀末ごろの南米で起こった快活な舞曲で、当時はなんとギターで伴奏されました。大航海時代にスペインに伝わり、イタリア、フランスへ伝播するに連れて様々な変容を経て、バッハによる《シャコンヌ》はその終極点に位置します。このコンサートでは《シャコンヌ》が登場した最初期に使われていた楽器、ギターによる演奏でお聴きいただきます。